インフルエンザの予防接種が注射から鼻スプレーに

毎年冬になるとインフルエンザが流行するのは、空気が乾燥しウイルスが蔓延する絶好の環境だからです。
インフルエンザ予防のために、不活化ワクチンを注射で接種することが推奨されていますが、近年鼻スプレータイプ(フルミスト)の予防接種が登場しました。
インフルエンザ予防の新常識が日本でも始まっているのです。
しかし、日本ではまだ未認可のため、保険適用外なのが残念です。

では、本当に鼻スプレーでも効果はあるのでしょうか?
インフルエンザは鼻の粘膜に付着し感染します。
鼻スプレーは、その進入口である鼻の免疫力を高め、注射同様、血液中に抗体も加わるので、注射よりも効果は高いと言われています。
特に2~7歳では、注射による不活化ワクチンの接種効果が30~50%に対して、鼻スプレーは80%以上の予防効果があるとの統計が出ています。

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その上、不活化ワクチンの持続時間が4ヶ月なのに対して、フルミストは1年間と効果時間が長いのも特徴です。
そして、注射による不活化ワクチン接種はA新型、A香港型、B型の3種類に対し、フルミストではB型を更に2つに分けた4種類を接種することができます。
株が一致した時のみに効果を発揮する不活化ワクチンとは違い、フルミストは不一致の場合でも発症を軽くする作用があることもポイントです。

まだ日本では浸透していませんが、アメリカでは2003年、ヨーロッパでは2011年に認証されており、すでに10年以上の実績があります。
しかし、接種対象は2歳以上50歳未満という年齢制限があります。
乳児には反応が強すぎ、また高齢者には鼻に既にウイルスに対する抗体が多く存在するため、弱すぎるからです。

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不活化ワクチンは死んだウイルスですが、フルミストは病原性を弱めただけの生きたウイルスのため、注射とは異なる副作用が起こります。
例えば、40~50%の確立で鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状、10%の確立で発熱、咽頭痛など風邪に似た症状がみられます。
その他、アレルギー反応などは不活化ワクチンと同様の症状が出ることがあります。
どれも数日で改善し、重篤になることはないそうです。
しかし、確率的に副作用は十分起こりえると思った方が良いでしょう。

そもそも注射の場合、その年に流行りそうな株を予想して作られるわけですが、A型だけでも144種類以上です。
注射で接種する不活化ワクチンでは一致しないと効果が発揮されないため、外れたときは意味がありません。

フルミストの場合、無痛であるだけでなく、株の不一致にも対応可能です。
進入口である鼻に免疫ができるため、不活化ワクチンよりも予防の効果は高いといえます。
ただフルミストで重症化した場合、国の補償は受けられないので、予防接種を受けるときはメリット、デメリットを考え、不安な場合は医師と相談することをおすすめします。

どちらにしろ、インフルエンザを100%防ぐことはできません。
もし感染してしまったら、拡大を防ぐためにも学校や職場に行かずに療養に専念することが一番です。
処方されるタミフルは、ウイルスを殺すのではなく、増殖を抑えるだけです。
結局は自分の免疫力次第ですから、栄養バランスの摂れた食事と睡眠をとるよう日頃から心がけるようにしましょう。

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