ゆうこ「お腹には!赤ちゃんがいるのに!」
壊れたラジオのように言うから気持ち悪くて、距離を取ると「なんなの?!その目!!」とまた掴みかかってくる。
人のことは責めるくせに、自分が暴れるぶんには問題ないらしい。
もう完全に精神的にやばい人だと思い、警察を呼ぶことを考えていると、女の大声に驚いた次男が別室で泣き出した。
まずい!と思い、その部屋の前に立ちはだかると、また女が掴みかかってくる。
私「やめてよ!」
ゆうこ「どきなさいよ!あんたの息子も、わたしが育てるから!そしたら、あんたはまた別の人生歩めばいいでしょ!連れて行くから!どいて!」
そう言って喚く女の顔を張り手して、押し返した。転ばない程度に、なんて。
子どもが腹に居るからと、変な遠慮をしてしまう自分が腹立たしい。
それでも何度も掴みかかってくるから、もう一度張り手をしたところで、誰かが玄関から入ってきた。
「ゆうこちゃん!」
旦那の声だった。
コメント