【映画】スリー・ビルボードを見た感想・レビュー(ネタバレも少しあり)


どうもです。

今回はSULALI読者の方に最近見た映画の感想を募集した所、さっそく応募がありましたので、

紹介させて頂きます。

では以下からどうぞ!

 




スリー・ビルボードを見た感想

この映画を見た人:ゆいちゃん/29歳/女

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わたしは演劇関係の仕事をしているのですが、周囲でかなり話題になっていたのでめちゃくちゃ期待して観に行きました!観る前の期待が高すぎると実際観てがっかりすることも多いのですが、最初に言っておきます。

「スリー・ビルボード」は間違いなくおすすめの映画です!原題は”ThreeBillboardsOutsideEbbing,Missouri”と言って、ビルボードというのは屋外の大型看板のことなんですよね。このビルボードがキーとなってストーリーが展開していくのです。

観劇後の興奮さめやらぬうちに、少しネタバレを交えつつ感想を書きます。選曲、キャスティング、諸々すばらしいところは挙げるとキリがないのですが、この映画の最もすばらしいのはやはりマーティン・マクドナーによる脚本です。

脚本の流れも見事ながら、登場人物の配置もすばらしいです。マーティン・マクドナーはイギリス・アイルランドの劇作家で、イギリス演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞やアメリカのトニー賞も受賞している実力派なんですが、今回は南部アメリカを舞台に骨太な脚本を書き上げました(舞台が南部アメリカというのも重要なポイントです)。

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この映画のストーリーは主に、娘をレイプされた挙句に焼き殺された母の怒りを軸に展開していくのですが、彼女の家庭、地元警察、看板屋…等々と、ストーリーに絡んでいく人々が実にいい味を出しています。こんなにも現実を感じるストーリーって、いままで意外となかったように思います。

現実のどうにもならなさが絶妙に作品として昇華されています。本編の筋にはあまり関係のないネタバレで、わたしの好きな人物は横暴な巡査・ジェイソン・ディクソンと、息子である彼よりもさらに横暴な母。ジェイソン・ディクソン巡査は横暴な態度ゆえに新しい署長に首にされたのですが、あるバーで聞きつけた男の話によって意外な行動をみせます。

普段はありえないほどのレイシストである彼女ですが、傷ついた姿で帰ってきた息子・ジェイソン・ディクソンを心配する姿は紛れもなく母の姿でした。どんなにいけ好かない性格の人間や差別主義者でも、それぞれに生活があって人生があるということを感じられた瞬間でした。

また、ジェイソン・ディクソンによる理不尽な暴力を振るわれ大怪我を負った看板屋・レッド・ウェルビーや、主人公にほのかに思いを寄せる小男のジェームズなどなど、愛すべき人物ばかりです。ここから、ネタバレなので未見の方はご注意ください。最終的にレイプ犯が見つかって終わるのかと思いましたが、やはり事件はそんなに簡単には解決しないんですよね。

劇中にも、”こういう事件は何年後かに犯人の軽口によって解決したりする”なんて台詞があるとおりに。

だけど、少し未来を感じさせる見事な幕引きでした。こんなにもすばらしいと思えた映画はひさしぶりです。ぜひご覧ください!

 

スリー・ビルボードの予告動画

予告動画も載せておきますね!
感想を見て観たくなった方は予告動画もチェックしてみてね〜。





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