ワキガの原因と対策、あなたは大丈夫?

美容・健康

今回は「ワキガの原因と対策」に関する事をまとめた永久保存版です!

ワキガの原因と対策について知りたいと思った方はまずこちらを見てみてくださいね。

ワキガの原因と対策

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「汗そのものはにおわない、ではなぜワキガがにおうの?」

汗のにおいは決していいものではありません。とくに鼻にツンとくるワキガは本人にも気になるものです。ワキガの原因はワキ汗ですが、汗そのものに臭いはありません。いったいどうしたら、無臭の汗がワキガになるのか。その仕組みをご説明します。

■ワキガはアポクリン腺からの汗と皮脂、細菌がまじりあったもの
ワキガの原因は、ワキにあるアポクリン腺からでる汗です。アポクリン腺から出る汗には脂質やたんぱく質、糖質、アンモニアが含まれています。これらがワキの表皮(一番上の皮膚)の常在菌によって分解されることで、独特のワキガ臭に変化します。たいていは皮脂も混ざりこんでいくので、とても強い臭いになるのです。
さらにワキにはワキ毛が生えていて、汗をためておく役割をします。そのため体のほかの部位よりもワキは湿度が高くなりやすい。さまざまな理由が絡み合っているのがワキガなのです。

■強いワキガの原因は、脂っこい食べ物や肉類の多い食事
最近はワキガを気にする人が増えてきました。日本人はもともと欧米人にくらべて体臭が薄いといわれ、ワキガで悩む人もそれほど多くありませんでした。しかし食生活が欧米化し、肉や高脂肪の食べ物をたくさん食べるようになると、ワキの皮脂腺やアポクリン腺が活発になります。

 

さらに日本独特の高温多湿の気候もワキ汗を増やす要因になりますし、ストレスや緊張からも汗の量が増えることがあります。
いっぽうで、日本人がこれまで食べてきたような野菜や魚、穀類にはポリフェノールなどがたくさん含まれて、ワキガを出にくくする働きがありました。これまで日本人の体臭が薄いといわれてきたのは、こういった食生活を長年にわたって続けてきたせいでしょう。

■大人になってから突然ワキガになる人は少数派
ワキガで悩む人は年々増えています。体のアポクリン腺の数は、生まれたときにもう決まっていますから、成長と同時にアポクリン腺が増えてワキガになったということはまずありません。むしろストレスからワキ汗の量が増えたり、アポクリン腺からでる汗に大量の脂質や糖質が含まれるようになったりしたことがワキガで悩む人が増えた原因でしょう。

 

ワキガの人は自分なりにいろいろと対策を講じていますが、食べ物と関連付けたことがある人は少ないかもしれません。臭いが強いと感じるときは、前日に食べたものやストレスが原因になっていないかなど、チェックしてみるといいでしょう。

 

 

「どうしてもワキガが気になるなら、手術という方法があります」

ワキガが気になって仕方がないという人は、自分なりにデオドラントなどの対策を立てています。しかしどうしても気になるので何とかしたい!と思うなら、美容整形などで手術を受けることができます。

 

■簡単な手術「クイック法」でワキガは軽くなる
ワキガを手術で治すのには、いろいろな方法があります。美容整形で相談する場合、よくすすめられるのが「クイック法」です。これはワキの下に数ミリの小さな穴をあけ、そこに極細のパイプ(カニューレ)を差し込みます。このパイプから、ワキガの原因になるアポクリン汗腺を吸引するのです。

 

施術時間は約30分。メスで切り開くわけではないので、傷口はできますが次第に目立たなくなります。アポクリン汗腺を吸い取ってしまうので、ワキガは軽くなる人がほとんどです。
ただしワキ汗の量は変わりません。というのもワキにはエクリン汗腺というものもあり、運動した時に汗を分泌します。ただこの汗は99%が水で1%が塩分。さらりとしていてアポクリン汗腺からの汗のようにワキガの原因になりません。普通の汗のにおいと変わらないので汗をかいても気にならないのです。

■10人に1人が悩んでいるワキガ、困っているなら相談だけでもしよう
日本人はワキガが少ないといわれますが、10人に1人程度の割合でワキガに悩む人がいます。人と対面するときに気になる症状なので、ワキガが原因でコミュニケーションに支障が出ることもあります。日常生活にかかわるほど悩んでいるのなら、一度美容整形で相談だけでもしてみるといいでしょう。

 

「日本人は清潔好き、だからワキガに敏感なんです」

ワキの匂いで困っていて…という人の話を聞いてみると、思ったよりも症状が軽そうなときもあります。それくらいで悩まないでもいいのでは、と思いますが、本人にとっては深刻な問題です。というのも、日本人は昔から清潔好きで、臭いに対して非常に敏感な部分があるからです。

■日本人は世界でも珍しいほどの清潔好き
日本は島国で水資源が豊富、そのため清潔を保つということを重要視します。毎日お風呂に入るという習慣は、アジア全域で見てもちょっと珍しいのです。気候や文化の違いもありますが、シャワーや行水だけで済ませ、毎日は入浴しないという国のほうが多数派です。

 

そんな日本人ですから、自分の臭いも他人の臭いもとても気になります。強い匂いの香水が好まれないのもそのひとつで、日本人はいろいろな匂いはないほうがいいと思っています。香水よりも無臭のほうがいうわけです。
ワキガに対してもほかの国とは意識が違います。ワキガは決して不潔が原因ではないのですが、臭う=不潔というイメージがあって、ワキガは本人にとってもつらい症状なのです。

■欧米では70%以上の人がワキガ体質
日本と世界では、ワキガに対する意識がどれほど違うか、ちょっと見てみましょう。
日本人のなかでワキガ体質といわれるのは、全体の約10%です。10人に1人の割合でワキガ体質(=ワキガというわけではなく、ワキガになりやすい体質の人です)といわれます。ところが欧米ではワキガ体質の人が70%以上もいるという統計があり、日本人とは比較にならないほど体臭が強いことがわかります。

 

それでは、欧米人の70%以上の人がワキガで悩んでいるかというと、そうではありません。ワキガ体質の人が多数なので、それほど違和感を持たないのです。デオドラントスプレーを使ったり、シャワーをこまめに浴びて清潔にしたりといった対策で十分だと考えます。実際に、それで十分なのです。

■夏シーズンのワキガが気になる程度なら、デオドラントスプレーなどで対応
欧米では、ワキガを治療したいと思ったら臭いを軽くする方法が提示されます。日本ではどうしても気になるなら、臭いのもとになる汗が出る部分、ワキの皮膚の下にあるアポクリン汗腺そのものを摘出しましょうかということになります。

 

どちらがいいというわけではありませんが、夏の汗をかく時期だけ気になるという程度なら、手術を選択しないで自分に合ったデオドラント商品を見つけるなどしたほうがいいかもしれませんね。

 

「ワキガ対策は思春期の頃から始めよう」

汗をかく時期になるとワキガの人は憂鬱になります。臭いが気になって仕方がなく、人と会うのもおっくうになってくる。これは大人も子供も変わりません。ワキガは大人にしかないというイメージがありますが、第二次性徴期になったころから子供もワキガが出てきます。いったいどうやって対応したらいいんでしょうか。

■子供は第二次性徴期のころからワキガがでてくる
ワキガの原因は、わきの下にあるアポクリン汗腺から出る汗です。脂肪分やアンモニアを含む汗が、皮膚表面の細菌によって分解されることから臭いが出てきます。小さな子供のころはワキガでなかったという人も、第二次性徴期(男の子が11歳半〜、女の子は10歳〜)に入ると、臭いに悩まされるようになります。

 

子供の場合はワキガが原因でいじめられることもありますし、自分のボディイメージが損なわれて落ち込むこともあります。大人も子供も、ワキガに気が付いたら何か対策をとったほうがいいですね。
手軽にできるものはでデオドラント商品を使うことです。これはもうたくさんの種類が販売されていますから、自分でいろいろ試してみて体質に合ったものを選びましょう。

■汗と細菌の繁殖を抑える、この2点が大事なポイント
よくあるのがスプレー式のものです。これは臭いのもとになる汗が出にくくするものが多いようです。ワキガは汗がアポクリン腺からでなければ発生しませんから、汗対策ができれば臭いもずいぶん軽減します。スプレーには無臭タイプと微香タイプがあり、ワキガ対策の性能は変わりません。好みで選べばいいでしょう。

 

他にクリームタイプのデオドラントがあります。こちらは主に雑菌対策です。ワキガは出てきた汗を皮膚にある細菌が分解することで臭いになります。そこで雑菌をなくしてしまえば臭いがぐっと軽くなるという仕組みです。細菌の繁殖を防ぐのは殺菌剤の役目ですが、殺菌剤にはたくさんの種類があります。デオドラント商品はそれぞれ別の殺菌剤を使っているので、これも自分の体で試してみないと効果があるかないかよくわかりません。
いずれにせよ、汗と細菌対策をしておけばかなり重度のワキガであっても、日常生活に支障がでるほどにはなりません。

■子供には低刺激で、塗りなおし不要のものがいい
子供に使う場合は、なるべく皮膚にやさしいものを選びたいですね。たとえばクリームでも制汗成分と殺菌成分の両方が含まれて、朝ぬったら夜まで塗らなくても大丈夫というものがあります。学校に行っている間はクリームの塗り直しができませんから、朝だけタイプが便利です。子供の生活リズムに合ったものを選んであげましょう。

コメント

  1. さーや より:

    私は言われたことがないのでたぶん、ワキガは大丈夫だと思いますが
    まわりに「きっとこの人ワキガだろうな」って思う人がいるけど
    自分でわかるのかどうか。人に言われるのもイヤだろうし、こっちも言いにくいですね。でもすごく勉強になりました。

  2. ミシャ より:

    私も脇汗が多く、自分がワキガかもしれないと気になることは多かったです。定期的に運動したり食生活に気を使ったりしていますが、自分の臭いは自分では分からないので不安になるんですよね。今は汗が劇的に抑えられるデオドラント商品を見つけたので、夏でも脇汗を気にせず外出できるようになりましたが、学生のころにこの商品に出会っていればもっと楽しい学生生活がおくれたのかもとは思います。

  3. とむ より:

    私も小さい頃からワキガに悩まされているので、こちらの記事を読んで大変勉強になりました。特に外国人のワキガ率の多さに少し驚きました!確かに外国のお客様が来られた時、すごい臭いの方がおられたりするのですが、周りの方達は特に気にしてないんですよね。臭いのしない方よりもする方が多い国だとそんなに気にしないものなんですね。日本製の制汗剤はとても性能がいいので、外国の方たちにオススメしたいです。

  4. かわず より:

    私も遺伝的にワキガになりやすいと言われていたんですが、中学生くらいの頃から臭いが顕著になってきて、周囲の人から渋い顔をされるようになって静かに傷ついていた時期がありました。デオドラントスプレーなどを使用してみても、ワキガとスプレーの香りが混ざってしまってまた別の臭さになってしまったことも……。
    最近では対策商品が増えて、クリームタイプのデオドラントを使用してから服につく臭いも脇の臭いもあまり気にならなくなりました。
    他にもいろいろな対策法があるとわかってとても勉強になりました。

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