年を重ねていけば、若いころと同じ体型を維持することはできません。年だから仕方がないとは思いますが、なんとか元に戻す方法はないでしょうか。エクササイズやマッサージで効果があればうれしいし、下着で少しでも垂れるのを食い止められればいいですよね!
何故胸は垂れてくるの?
■バストが垂れるのは仕方がない!?原因をつきとめよう
残念なことですが地球には重力があり、脂肪がつけばそのぶん垂れてくるのです。女性は男性よりも脂肪分が多くて筋肉が少ない。お腹やお尻に脂肪がつきやすくて、垂れてくるのは当然です。そしてバストはほぼすべてが脂肪でできていますから、どうしたって下垂します。ほかの部位のように、エクササイズで筋肉を鍛えればバストも上がってくるというわけにはいかないんです。
さらに、バストの中で乳腺と皮膚をつなぐコラーゲンの束(クーパーじん帯)は、加齢とともに切れやすくなります。クーパーじん帯は、伸びきってしまったり切れてしまったりするともう再生することがありません。皮膚と乳腺とつないでいるクーパーじん帯のコラーゲン束が次第に少なくなっていけば、それだけバスト全体を釣り上げる力が弱くなり、ゆっくりとバスト位置が下がっていくことになります。
バストは一度垂れてしまうともう打つ手がないと言われますが、クーパーじん帯を再生することが難しいとなれば、もう一度バストを若いころの位置に引き上げることはできないわけです。
それ以外にも、まだバストが垂れる原因はあるのか?
あります!
バストが垂れてくるのは30代や40代になってからだといわれますが、実は20代から垂れ始めてくる女性も少なくありません。そんな人たちに共通しているのが、バストアップにはNGな生活習慣です。ちょっとした習慣を直すだけでバストが下がるのを予防し、少しでも長く、ハリのあるきれいなバストを維持することができますから、自分の生活を見直してはいかがでしょう。
■バストの下垂は、喫煙でどんどん進んでいく!
タバコとバストの垂れに関係はないでしょうと思いますが、実は深い関係があります。バストのみならず、全身にとってタバコに含まれるニコチンは大敵です。なぜならニコチンには血管収縮作用があるからです。タバコを吸うと肺からニコチンが吸収されます。ニコチンは全身の血管を収縮させ、血流がとても悪くなる。血管が一気にちぢまってしまうので、送られるべき栄養素や酸素が十分に流れていかないのです。
もちろんバストの血管も収縮しますから、栄養が行き渡りにくい。そのためにバストを支えるクーパーじん帯や大胸筋そのものが弱っていきます。これではどんなマッサージやエクササイズをしてもバストが垂れていくのを食い止められません。
また、ニコチンには卵巣の機能を低下させる働きがあります。キレイなバストにとって必要不可欠な女性ホルモンのエストロゲンは、視床下部の指令によって卵巣が分泌します。タバコを吸い続けていると卵巣が弱り、貴重なエストロゲンの分泌量がどんどん減ります。女性ホルモンが足りない状態になるのです。あるいはせっかく分泌された女性ホルモンも活性化しません。これではせっかくのバストも垂れていく一方です。
バストの下垂以外にも、喫煙を長期間続けている女性は生理不順になりやすかったり、不妊率が高かったり、閉経も早くきたりします。これも女性ホルモンの分泌不足が原因です。
バストのみならず、女性の体にとって喫煙はメリットがありません。いいバストを維持したければタバコの本数を減らしたり、思い切って完全に禁煙したりするのがおすすめです。
■昼も夜も、ブラジャーなしの生活はバストの下垂をすすめてしまう
バストが下がってくるのは、クーパーじん帯が伸びきってしまったり、切れたりした結果です。クーパーじん帯によくない影響があるのはバストがゆさゆさと揺れる動き。階段を上ったり下りたり、走ったりすることで、バストの揺れは生まれます。これも日常生活において仕方のない動きですが、バストの下垂をすすめてしまうのです。
これを防ぐには、体に合ったブラジャーをつけること。バストがブラジャーのカップの中にきっちりおさまっていれば、多少の激しい動きでもクーパーじん帯がすべての衝撃を吸収する必要がありません。ブラジャーのストラップとカップ本体が、バストの揺れを最小限に抑えてくれるのでクーパーじん帯への影響も小さくなるのです。
ですから、仕事が終わって自宅に帰ったらまっさきにブラをはずすという習慣は、バストの垂れさがりを推進しているようなものです。できれば夜ベッドに入るまではずっとブラジャーをつけておき、寝るときにはナイトブラをつけるようにしましょう。ナイトブラは、最近おしゃれな女性から注目が高まっているアイテムで、夜につけて眠るとバストが横に流れてしまうのを防いでくれます。ワイヤーなどは入っていませんが、独自の構造でバストをしっかりとホールドして、眠っている間の型崩れを防いでくれるのです。
昼も夜もバストはブラジャーで守られている。これがバストの垂れを防ぐ一番効果的な方法でしょう。
■補正機能があるブラジャーを正しく使う
昼間のブラジャーは、補正機能があるともっとバストの垂れを防げます。そして自分のバストサイズに合ったブラジャーをフィッターに選んでもらってジャストサイズのものを身に着けること。これがとても大事です。
自分のバストサイズを正確に知らない人はとても多いのですが、ブラジャーがあっていないのはすぐにわかるでしょう。カップに隙間があったり、ちょっとサイズが小さくてもむりやりバストを詰め込んでいたりするとバストの形がこわれてしまい、垂れ下がる原因にもなります。きちんと補正機能があるブラジャーを選び、正確なサイズのものをつけましょう。
いっぽう、せっかくジャストサイズのブラジャーを選んでいるのに、へんなカスタマイズでかえってバストの形を壊しているケースもあります。たえばストラップの長さです。
ブラジャーのストラップは、肩とストラップの間に指が一本すっと通るのが正解です。これよりもきついとストラップが短いことになり、ブラジャーの背中の部分がずり上がってしまいます。背中がずり上がったブラジャーは前部分が余ることになり、結果としてカップの中でバストとの隙間ができてしまいます。これでは、体の動きにバストがついて行けないときにブラジャーの中でバストがゆさゆさと動くことになり、クーパーじん帯が切れやすくなります。つまりジャストサイズのブラジャーをつけているメリットがなくなってしまうのです。
ストラップをみじかくすれば、一見バストが持ち上げられて胸の谷間が深くなるように感じます。しかし短くすることによってバスト本体は垂れ下がり、背中が丸くなって猫背になってバストも小さく見えてしまう。しかも猫背→下腹がぽっこりと出てくるという流れで、ボディライン全体が崩れてしまうのです。
ブラジャーはくれぐれもジャストフィットサイズを、そのままつけるようにしましょう。
■体を温める
バストの下垂を食い止めるには、血流をよくすることが大事です。そこで、半身浴などで体をしっかりと温めるのもかなり効果があります。もともと女性は体が冷えやすいといわれます。バストだけでなく、体のどこをとっても、冷えていいことはありません。血行が悪くなれば血色も悪くなり、顔色もわるくて外見の印象もよくありませんね。
半身浴でしっかりと温まり、冷えがちな下半身や指先まで血流をよくすることでバストも良好な状態を保てます。いったん垂れ下がったバストを持ち上げるのは難しいのですが、やや下がったバストでも血行が良くてハリがあればきれいな形を保てます。
ついでに言うと、冬でも冷たいものをよく飲んでいる人は体が冷えています。できれば冬はホットドリンクを、夏でも常温のものを飲む習慣をつけると体が温まりやすくなり、バストのハリもでてきますよ。
■まとめ 下がったバストを受け入れつつもなるべく現状維持を!
いったん下垂したバストは、手術でもしなければ元に戻りません。加齢にともなう自然なこととして、多少バストが下がってくるのは仕方がないとしても、若い時期から下がってきているのは生活習慣の見直しが効果的です。少しでも長く、きれいなバストで暮らしましょう。
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コメント
体に合ったサイズの補正機能を持つブラジャーを正しくつける、これに尽きます。
これさえやっていれば、垂れて形の崩れたバストも元に戻りますよ。ただし、戻り方のペースは人それぞれですが。
採寸とつけ方のアドバイスは、プロのアドバイザーにやってもらうのが一番です。