旦那「ゆうこちゃん、だめだよ、身体に触るから!」
なんて、相手の女の方の身体を優しく抱き、そっと玄関まで連れて行く。
信じられなくて、まだ仮にも嫁は、妻はわたしなのに。そんな感情で「ちょっと!」と呼びかけると「すぐ戻るから!」と、怒鳴り声に近い声で旦那は言い、家から出て行った。
あとでわかった話だけど、家まであの女を車でわざわざ連れてきたのは旦那だったらしい。
あの女が、自分で話す、と言ったからバカみたいにわざわざ連れてきたのだ。
身体は怒りで震え、顔は熱いくらいに赤くなっていて、すぐに次男の部屋に行ったけど、手が震えてすぐに抱いてあげることが出来なかった。
悔しくて、悲しくて、それでも次男を抱きしめて泣いてると、旦那が戻ってきた。
ドスドスと怒りを込めたような足音に身構える。
なんで、わたしがこんな思い。
まだ泣きやまない息子に申し訳なく思いながら、ベビーベッドに戻し、旦那に備える。
旦那「お前!ゆうこちゃんが妊娠してるの知ってるよな?!」
私「お前?!誰にお前なんて言ってのよ!!あんたが言えた義理?!」
そう言って思いっきり顔を叩く。
旦那「当たり前だろ?!説明したよな?彼女は子どもが流れやすいのに!!身体に触るだろ!!」
わたしの肩を思い切り掴むから、わざと近所にも聞えればいい、と思い「痛い!」と叫ぶ。
私「そんなの!知ったことじゃないわよ!」
そう言って、何度も旦那の身体を殴る。
私「どうしてわたしが怒鳴られなきゃいけないの?納得いかない!!謝られる理由はあっても、怒鳴られる理由はないから!!自分の胸に手を置いて考えてみなさいよ!!」
旦那「だから何回も謝ってるだろ?!」
私「そんな態度で謝った?形式だけけで謝って許されると思わないでよね?!」
そう言って突き飛ばすと、旦那はフローリングに膝をついて、土下座の姿勢をとった。
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